オミクロン株 BA.5 まとめ 新型コロナウィルス

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またコロナ感染者数が増えてきました。その要因と言われているBA.5についてまとめます。
現時点では感染力は強いものの、重症化リスクについてはこれまでのオミクロンより高いということはなさそうです。

BA.5とは

新型コロナウイルス オミクロン株の系統の一つです。実は今年の初めには南アフリカで見つかっており、ポルトガルなど他国ではすでに BA.5 が主流になっているところもあります。
第7波に大きな影響を与えていると考えられます。8月の第1週にはほぼ100%置き換わる見立てとのことです。
新型コロナウィルスはアルファ、ベータ、ガンマ、オミクロンなど様々な型への変異を繰り返しており変異株の種類によって感染力や重症化率が異なります。下記のサイトが詳しいです。
変異株の特徴(NHKサイト)

毒性について

もっとも気になる毒性についてですが、米ウィスコンシン大学の河岡義裕教授らは動物実験の結果を査読前論文にまとめており、BA.2と差がなかった、としています。
重症化リスクも高くないとも言われていますが、これまでよりも倦怠感を訴えるケースが多くなっているようです。また肺で増殖しやすいといった可能性も指摘されているようですね。
日経記事
先に流行したポルトガルでは「感染者最大、重症者最小」といった話もあります。
ポルトガル BA.5「感染者最大、重症者最少」収束へ
現時点では必要以上に恐れる必要はなさそうですが、今後の状況や研究結果について注視しましょう。

感染力について

第7波の主要因と言われているとおり、感染力は高いです。
抗体をすり抜ける、ワクチンが効きにくいといったことが専門家の間でも言われているようです。感染の際の足がかりとなるスパイクタンパク質が変異し、過去の感染やワクチンによる免疫を免れるようですね。
潜伏期間は短くなっている、肺で増殖しやすい、無症状の感染者が増えているという報告もあり、これらによって急激に感染者数が増えてきている可能性があります。
ワクチンが効きにくい?

潜伏期間について

潜伏期間については平均で2.4日で、ことし初めに流行したBA.1の2.9日より半日短かったとする結果を茨城県の保健所がまとめています。デルタ株のときは3.7日でした。このために短時間のうちに感染が広がり、拡大のスピードが速い要因の一つとして考えられます。

今後について

東京都医師会は、このままの推移で感染者の増加ペースが続くと仮定した場合、7月下旬には(東京都で)1日10万人という予測も出ていると会見で話をしており、感染者数は増えていきそうです。
ただし重症化リスクが高くなければ、必要以上に恐れずに冷静な対応が求められるでしょう。

普通のかぜやインフルエンザと比べたときの危険性

普通のかぜやインフルエンザと比べて、どれくらい重症化率や致死率が高くて危険性が高いかを把握し正しく恐れることが重要ですが、比較が難しいのかなかなか有用なデータが見られません。
下記サイトのように数値が出ているところもあります。インフルエンザの致死率が0.006〜0.09%に対してオミクロン株の致死率は0.13%となっています。これを高いと見るか、低いと見るか。こういうデータを見ながら判断していくことが重要と思います。ほとんどは高齢者や基礎疾患を持っている方と思われるので健康な若い方が死に至る確率はかなり低いと考えられます。
東京新聞記事

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