DELLのT1700というPCを中古で買って使っていたのですが、ある日突然電源が入らなくなってしまいました。買い換えるとなると¥10万レベルの出費になってしまいますが、壊れたところだけ交換して自作PC化すれば安く上がると思い、トライしてみました。結果としては約¥12000で使えるレベルになりました。その過程について記しておきます。
元のPCのスペック
壊れたPCのスペックは
CPU:Xeon E3 1241v3
メモリ:8GB
ストレージ:SSD 256GB + HDD 500GB
OS:Windows 10 Pro
詳細は下記のとおりです。
デル「Precision T1700」
古いPCではありますが、CPUがサーバ向けの Xeon なだけあって普段使いであまり困ることもなく、SDG’s的にも全部捨ててしまうのはもったいないと思った次第です。
壊れたときの症状
PCを使っていると突然電源が落ちました。その後電源ボタンを押して一瞬電源が入ってファンが回ることがあるものの、その後すぐに電源が落ちる、といった状態に陥りました。症状より電源ユニット、もしくはマザーボードの故障と推測しました。
まず最初に電源ユニットを買ってみる
ということで最初に電源ユニットを買ってみます。T1700のケースには入りませんが外から配線伸ばして起ち上がるかを試してみたいと思い、今後のことも考えて少し容量大きめの500Wを購入しました。
届いたので早速マザーボードにつなげてみようとしたところ、なんとコネクタが合いません…。T1700はメインの電源コネクタが下記のように8ピンになっており、購入した電源ユニットの24ピンとアンマッチです。メーカーPCは色々なところが独自規格になっており、融通が利かないことを再認識しました…。

PCケースとマザーボードを追加で購入
マザーボード流用はあきらめて、PCケースと合わせて購入することにしました。
マザーボードは B85M-E45 をメルカリで購入しました(4000円弱で買えました)。マザーボードによって使えるCPUが決まるのでマッチングを事前に確認しましょう。またメモリについてもDDR3 or DDR4 などCPUで対応メモリが決まります。
ケースについては、安価でMicroATXを装着可能な下記を購入しました。
PCケースにマザーボードをセットし、CPU、CPUクーラー、メモリ、グラボ、SSDについてはT1700のものを移設します。
すべての組立と配線を終え電源を入れると、無事Windows10が起ち上がり使えるようになりました!
マザーボードとか交換するとWindowsのライセンス認証とか大丈夫だろうか?とも思いましたが問題なく起動できています。
かかった金額は電源ユニット+PCケース+マザーボードで約¥12000でした。
CPUクーラーを交換
使えるようになったものの問題点が一つありました。CPUクーラーのファンが回っていません…。ただし使用中のCPU温度を確認すると概ね60℃以内に収まっており、CPUクーラーが付いてさえいればファンが回っていなくてもそれなりに使えそうというのがわかりました。
とはいえさすがにCPUクーラーのファンが回っていないのはまずいと思うのでハードオフで220円のジャンク品を買って交換したところ、無事ファンも回るようになりCPUの冷却も適切になされるようになりました。
まとめと注意点
メーカーPCの電源が入らなくなったものの、電源ユニット・マザーボード・PCケース・CPUクーラーを購入することによって、最小限の出費でまた使えるようになりました。これらのうちのいずれかが故障していたものと思われます。
注意点としては、メーカーPCはマザーボードの取り付けや配線のコネクタが独自規格になっている場合があるので事前に合うかどうかの確認が必要とわかりました。
今後資金に余裕が出たらマザーボードとCPUも交換して、グレードアップしたいと思います。
コメント