非ITエンジニアが応用情報技術者を取得してみる

テクノロジー・ビジネス

私は非IT系のエンジニアですが、2022年秋期の応用情報技術者試験を受けてみました。
総勉強時間としては30分×準備期間半年で合計100時間ほど。(基本情報処理技術者は取得済)
IT初心者が受験する場合はもっと勉強時間が必要かと思いますが受験する方はすでに基本情報処理技術者を持っていることが多いと思います。
対策内容について説明します。

応用情報技術者試験とは・合格ラインについて

応用情報技術者試験は、情報処理技術者試験制度のスキルレベル3に該当する国家試験です。第一種情報処理技術者試験やソフトウェア開発技術者試験の後継となります。
こちらの公式サイトに制度の概要が掲載されており、対象者像としては「ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」となっています。シラバスや試験概要についても確認しておきましょう。
試験は、4択式の午前試験と記述式の午後試験で構成されており、それぞれで100点満点中60点を取れば合格になります。

参考にした教科書

購入したのは下記の教科書です。テキストと過去問が一冊にまとまっています。まず1回、じっくり読んでその後理解の浅いところを中心にさらっと2回くらい読みました。

その他にも下記あたりが定番でしょうか。参考書は、基本的にはどれも同じような内容だったので一冊だけ買えばいいと思います。

自分だけのノートを作成

上記の参考書を読みながら、わからないところがあればOneNoteにメモして自分だけのノートを作成しました。OneNoteでなくてもいいですがクラウド型のメモアプリだとパソコンで書いて、空き時間にスマホで読んで復習ができるので便利です。

略語・用語集の作成

午前の試験では略語の意味を問うような問題も多数出題されますので、参考書や過去問を解いていく中でわからない略語・用語があればこちらもOneNoteに書いて略語・用語集を作成しました。

参考になるWEBサイト

合格のためには過去問を多くこなすことが必須です。こちらの応用情報技術者試験ドットコムに過去10年分以上の過去問や解答が掲載されており、活用させてもらいました。

午後の選択問題の選択方法について

午後の選択問題については、何を選択するかも重要になってきます。私はまず過去2回分の午後問題をすべて解いて採点し、得点率の高いものをピックアップして選択候補としました。
私の場合は以下の問題です。

  • 経営戦略
  • 組込みシステム開発
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム監査

そしてこれらの問題を更に5回分ほど解いて対策しました。
ですが実際の試験では、プロジェクトマネジメントやサービスマネジメントよりもネットワークのほうが得点できそうな問題だったので結局以下を選択しています。

  • 経営戦略
  • ネットワーク
  • 組込みシステム開発
  • システム監査

そのときの試験内容に応じて柔軟に選択するのもありかと思います。
この中でも組込みシステム開発は例年簡単なことが多いのでおすすめです。日本語の読解力があれば解ける問題が多いです。
逆にプログラミングやデータベースについては、普段業務で使っている方でなければ難しく感じる問題が多いように感じます。

まとめ

ということで、対策の基本は参考書による基礎知識の習得と、過去問を解くことによる問題への慣れです。勉強していく中でわからないことがあればノートにメモし、定期的に見返すことで確実に自分のものとしていきましょう。午前の問題は、紹介したサイトにてスマホで解くことも可能なのでちょっとした空き時間も有効活用できます。
本記事が合格の手助けになれば幸いです。

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